ギターレッスン：パワーコードと合わせてズンズン【世田谷区三軒茶屋、宮前区鷺沼、宮前平～高津区溝の口周辺でのギター教室、ボイストレーニング、ボーカル教室はMiyakoda guitar school！～ブログページ～】

以前、パワーコードについて書きました。

今回はその「パワーコード」と合わせてよく使われる弾き方の1つ
「ブリッジミュート」という弾き方について書いてみます。

ブリッジミュートとは？？

ブリッジミュートというのは、名前のとおりギターのブリッジ(ボディの弦を固定しているパーツの部分)を利用した弾き方になります。
ブリッジの部分に右手を当てて、弦の振動をわざと抑えるようなにしたまま弾く弾き方です。

ブリッジミュートの音色、印象

ブリッジミュートの音色のは普通に出す音と比べ、鼻が詰まったようなきらびやかな部分が抑えられ低音が目立つような音になります。
また、サスティンは短いものになります。

特に分かりやすいものでは、ロックな曲のエレキギターでオーヴァードライブやディストーションを使って歪ませた状態のまま
「ズンズンズン！」と低音が効いた音をよく聴くかと思います。

まさにあれがパワーコードとブリッジミュートの合わせ技です。

いざギターでブリッジミュートを使って弾いてみると・・・

ただ右手をブリッジに置いて、弾いてみると「ズン」とか、「ポン」というような鼻詰まったような音にはなります。

でも、想像してる音と違うとか、自分で弾こうと思った曲のギターの感じと音色以外で何か違うと感じたりすることがある人はいるんじゃないでしょうか？

そこでいい音を出すためにちょっと気をつける点だけ書いてみたいと思います。

ブリッジミュートしながら歯切れよくギターを弾く

例えば、パワーコードのようにひとつの音だけでなく、２つもしくは３つの音をブリッジミュートで弾くとします。

すべての楽曲とは言えないのですが、ゴリゴリの8ビートの曲や、歯切れのいいビートの場合には、この同時に弾く音が「ザラザラ」や「ズルン」みたいに聴こえるとカッコ悪く、ルーズな感じに聴こえます。
また、ロック系の曲でよく聴くようなパワフルなズシっとしたサウンドにはならないです。

じゃあ、どうするか？
答えはピッキングのスピードを早くするように気をつけます。

ブリッジミュートをすると右手がブリッジから離れるわけにはいかないので、弾く時の動きに縛りできます。
そのせいで、ピッキングスピードが思ってるよりも遅い方などをよく見かけます。

この弾き方だけに限ったことではありませんが、音色が違ったり、リズムのキレに違和感を感じた時には、ピッキングスピードに注目してみましょう。

複数の弦を弾くわけなので、その弦たちをできる限り、同時に弾くようなつもりでサッとピッキングしましょう。
このピッキングのスピードを意識するだけでも、ブリッジミュートの演奏する時の音色はだいぶ変わるのではないかと思います。

右手をブリッジに付ければいいだけではありません。

ピッキングスピードと別でもうひとつ。

単純に右手をブリッジに置くだけでなく、その時置く位置を気にしてみてください。

同じブリッジに右手を置くといっても、ブリッジの端側に置くのと、ネック側に置くのとでは出音が変化します。
これは、弾く弦によっても変わりますし、ギターのタイプによっても置く位置変わります。
また、曲調によってどんな音を目指してるかで置く位置は様々です。

「このあたりがいい！」というのは曲調や出したい音によってまちまちなので言えないのですが、一つの目安だけ挙げておきます。

だいたい普通のブリッジミュートをするとした場合、ブリッジにイモネジが付いてるタイプのものであれば、イモネジのちょっと左側に右手の側面が付くように意識してみてください。

何かいい音が今までしなかったとしても、その位置にするだけでよく聴きそうな音にはなると思います。

お試し下さい！
レッスンでは実際に音色の変化を感じてもらいながら、丁寧にお伝えいたします。